【ヨークシャー・デールズ】鍾乳洞探検へ!~ホワイト・スカー・ケーブ

イギリス

ヨークシャー・デールズ国立公園内に位置する鍾乳洞、ホワイト・スカー・ケーブ (White Scar Cave)。洞窟内部には滝が流れていたり、自然が作り出した美しい造形物(鍾乳石)があったり、更には悪魔の舌と呼ばれるものまで!あまり知られていない鍾乳洞探検ツアーへ出かけてきました。

ホワイト・スカー・ケーブとは

ヨークシャー・デールズ国立公園

ホワイト・スカー・ケーブ(White Scar Cave)とは、1923年に発見された英ヨークシャー・デールズ(Yorkshire Dales)国立公園内に位置する全長約6キロメートルの鍾乳洞です。内部は一般公開されており、ガイド・ツアーで探検・見学することが出来ます。

鍾乳洞のあるヨークシャー・デールズ国立公園は、英国屈指の美しい大自然を満喫できることから、例年多くのハイカーで賑わいます。国立公園の広さは2,179平方キロメートル(琵琶湖約3つ分)あり、園内には手付かずの自然エリアだけでなく、地元住民の生活エリアも含まれます。

点在する村々には伝統的な石造りの家々が建ち並び、周囲の自然とも見事に調和しています。各村にはハイカーを迎えるB&B(Bed and Breakfast、民宿のような宿)が多数あり、のんびりと国立公園を散策するにはうってつけの宿です。朝食は勿論、ボリューム満点のイングリッシュ・ブレック・ファストです。

行き方

ホワイト・スカー・ケーブは、ノース・ヨークシャー州のイングルトン(Ingleton)村から約2マイルの距離にあります(ナビ:LA6 3AW)。B6255 道路沿いを進んでいくと、鍾乳洞入口付近に駐車場があります。

入場券は、入口にあるチケット・ショップで購入します。大人12ポンド、子供8ポンド、家族34ポンド(大人2名、子供2名)です(2021年8月時点)。開園状況やツアー出発時間は予めHPで確認しておくことをお勧めします。

(ご参考)ホワイト・スカー・ケーブHP

鍾乳洞探検

序盤の見所

それでは鍾乳洞探検に出発です。ヘルメットを渡されるので、確りと装着して洞窟内に入ります。洞窟内はひんやりとしており、通路のすぐ横には水が流れています。先に進んでいくと立派な滝が出現。冒険的な雰囲気が出てきました!

奥に進んでいくと魔女の指(The Witch’s Fingers)と呼ばれる自然の造形物(鍾乳石)がお出迎え。暗がりの中なので、そう言われと確かにそれっぽく見えてきます。今度は裁判官の頭(The Judge’s Head)と呼ばれる鍾乳石が登場。注目ポイントには、分かり易いように看板が設置されています。

続いて垂直に伸びたイメージ通りの立派な鍾乳石を発見。ここまで成長するには気の遠くなる年月が経過していることでしょう。この辺りから通路が狭くなり、横からせり出している石を避けるようにして先へ進みます。

中盤の見所

今度はArum Lilyと呼ばれる鍾乳石が登場。日本ではカラーと呼ばれる花ですね。まるで彫刻物のように、なんとも芸術的な形です。

次は少し恐ろしい看板を発見。悪魔の舌(The Devil’s Tongue)と呼ばれるものです。面白いネーミングですね。舌先からは水が滴り落ちており、今でもこの舌は年々伸びています。さて、ここからしばらく設置された簡易通路を進んでいきます。

すると今度は巨大な大空間が出現します。バトルフィールドと呼ばれる場所です。上を見上げると何やらオレンジ色の物体が下に延びています。これは人参(The Carrots)と名付けられた鍾乳石。今すぐにでも落ちてきそうな雰囲気です。

終盤の見所

大空間の中を進んでいきます。先程の「人参」ですが、拡大してみるとこんな感じで上から垂れ下がってきています。ヘルメットを装着しているとはいえ、頭上が気になります。

そして最後のクライマックスは「The Face」と呼ばれる巨大な白い方解石の塊。黒い岩壁の中に、白い方解石がいきなり出ています。暗闇の中で、何とも幻想的な光景です。

最後に

以上で鍾乳洞探検はおしまいです。ヨークシャーデールズ国立公園を訪れる際には、この鍾乳洞にも足を延ばしてみるのも良いかもしれません。

またヨークシャーデールズ国立公園からは、湖水地方へのアクセスも良くなります。ハイキング好きの方は、以下の記事もご参照下さい。

【湖水地方】スカーフェル・パイク~息を呑む大自然・絶景を満喫

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