【基礎知識】ヨーロッパアルプスとはどんな所?【地理関係】

ヨーロッパアルプス フランス
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登山やハイキングを楽しんでいたら、、、ヨーロッパに住んでいたら、、、またはちょっと都会の生活に疲れてしまったら、、、是非一度は歩いてほしいヨーロッパアルプス。 壮大な山々や氷河、草原で草を喰む牛、アルプスの少女ハイジの世界が目の前に拡がります。

でも一体ヨーロッパのアルプスってどこにあって、どんな所なのでしょう?そんな疑問にお答えすべく、今回はアルプスの基本的な地理関係をご紹介します。

アルプス山脈とは

アルプス山脈はヨーロッパ・ヒマラヤ造山帯に属する、中央ヨーロッパに位置する山脈です。東西に長く総延長1,200kmにも及ぶため、フランスを西端として、スイス、イタリア、リヒテンシュタイン、ドイツ、オーストリア、スロベニアまで伸びています。

最高峰はモンブラン(仏: Mont Blanc 、伊: Monte Bianco)で標高4,810m。フランスとイタリアの国境にあり、一年を通して山頂付近が雪で綺麗に覆われているため、現地の言語で「白い山」という意味です。

また、ヨーロッパ各国へ流れる多数の河川の水源にもなっており、ハイキングコースには常に水が流れている給水所が多数あり、美味しいアルプスの天然水が楽しめます。但し、家畜専用のものや、氷河の水が流れ込んで飲料用に適さないものもありますので、確認は、忘れずに。

東西アルプス

この広大なアルプスは、上図の黄色線で描かれている通り、北はスイスとオーストリア・リヒテンシュタインの国境からスイスを通って、南のイタリアに抜ける線で東西アルプスに分けられます。

西アルプスにはモンブランやマッターホルン、モンテローザなどが含まれ、東アルプスにはドロミテ山塊や、カルニケ山脈(英名;カルニック アルプス)を含むオーストリアの山々が含まれます。

西アルプスに位置するヨーロッパアルプス最高峰のモンブランは実際に見てみると、周りの山々に比べてなだらかな、どっしりと白い山容です。日本の栗のケーキのイメージの様な、高く茶色い岩がそびえ立つような山ではなく、驚いてしまうかもしれません。ですから、フランスでは栗のケーキを「モンブラン」という名前では売っていません(「トーチ・オー・マロン」)!

それに比較して、マッターホルンの山頂部は雪も寄せ付けない、険しい岩の山です。よく写真で見るようなマッターホルンの姿が、麓の町ツェルマットから見ることができます。但し、標高の高い山ですので、天候も変わりやすく、雲のない姿を見ることができるかは、運次第。

東アルプスの南にあるドロミテ山地は、一つの山ではなく、地域を指します。山脈のように一つの線になっているわけではなく、よく「山塊」のように呼ばれ、ドロマイト(苦灰岩)の浸食により、奇岩が多くそびえる独特の風景を創り出しています。

カルニケ山脈 (英;Carnic Alps 伊;Alpi Carniche 独;Karnische Alpen)

ここからは、このブログでロングトレイルも紹介しているカルニケ山脈について、あまり知られていない山脈だと思いますので、少し詳しく書いていきたいと思います。

 参照;【ロングトレイル】カーニッシャ-・ホーヘンウェグ~概要編

まず、カルニケ山脈は、上記の地図に黄色で示している通り、東アルプスの中でも南東に位置し、オーストリアとイタリアの国境に跨る山脈で、スロベニアのすぐ手前まで延びています。東西に伸びるこの山脈の両端は、谷によってかなり明瞭に形作られており、山脈を端から端まで縦走できるルートが整備されています。

地質的に東アルプスは、東西に並行して走る三本の山脈に大きく分けられ、主に花崗岩類から成る主脈と、その南北を並走する石灰岩アルプスとで形成されています。カルニケ山脈は、この中の南部石灰岩アルプスに位置し、西のドロミテ山地に連なる山脈です。また、この辺りはチロル地方と呼ばれ、世界的に有名な観光地として知られています。

積雪も多くスキーリゾートが点在している他、その地質学的に重要な地形からジオパークにも認定され、古代の化石が数多く発見されている土地もあります。また、深い山地ならではの夏の放牧に利用されていた集落跡や、現在でも伝統を守り続けている農家をみることもできます。中にはハムやチーズの有名な地域も含まれており、いくつかの農家には宿泊する事もできます。それとともに、この山脈はオーストリアとイタリアの国境であり、第一次世界大戦時の最前線であった名残も多く残っています。

手付かずの大自然を堪能でき、アルプスの自然と共に生きてその恵みを享受する暮らしを味わい、そして、平和を考える時間を持つことができる地です。ぜひ訪れてみてください。

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