ヨーロッパ・アルプスの南山麓、北イタリアに位置する湖水地方屈指の高級リゾート地として知られるストレーザ(Stresa)。日本での知名度は低いですが、ここには湖に浮かぶ小島に建設された豪華絢爛な宮殿・庭園をはじめ魅力的な見所がありました。今回はヴィラ・ターラント植物園編をお届けします。ベッラ島編と併せてご覧下さい。
ヴィラ・ターラント植物園とは
ヴィラ・ターラント植物園(Giardini Botanici Villa Taranto)は、ストレーザの町から車で約20分の距離にあり、日帰り観光が可能です。
植物園の歴史は古く、1952年から一般向けに開園、現在は年間約15万人が訪れています。入場料は大人11ユーロ。敷地面積は約16ヘクタール、この中に約2万種の植物があるそうです。入口で配られる地図には周遊ルートが記載されており、これに沿って進むと効率的に見て回ることが出来ます。
主な見所
噴水エリア
この植物園、見所は植物だけに止まりません。まず美しい噴水が登場、次は手入れの行き届いた可愛らしい庭園が出てきます。
ダリア園
次はダリア園です。訪れたのは8月中旬、丁度見頃を迎えていました。色、大きさ、形、ダリアにこんな多くの種類があるとは知りませんでした。この一面ダリアに覆われた迷路の中を進んでいきます。
亜熱帯温室ゾーン
ここは外から鑑賞します。人が乗れそうな巨大なハスの葉とその花が咲いていました。
バレッタ、ヴィラ
この植物園、本当によく設計されています。このバレッタと呼ばれるゾーンには、人工の谷が作られ、その上には石橋が掛かっています。ここを登っていくと、見事な白亜の館、ヴィラが出現します。手前の噴水も見事です。
テラス・ガーデン
石橋を渡って進んだ先がテラスガーデン。テラスの前には花壇、水路、プールなどが見事に配置されています。左右対称の設計が素晴らしい調和を生んでいます。
ウインター・ガーデン
グラス・ハウスもあります。そのすぐ横には、サボテン・コーナーも。そして面白い花を発見。花は白い部分、葉はピンクと緑部分でしょうか?
頂上からの景色
この植物園の頂上付近から眺めたマッジョーレ湖の景色も絶景です。このまま下っていくと、入口へ辿り着きます。この植物園は見応え十分でした。
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