【ロンドン近郊】初夢の縁起物、レッドカイトを見に行こう!

イギリス

お正月の初夢で縁起の良い「一富士、二鷹、三茄子」。ロンドンで富士山を見るのは無理ですが、鷹は意外と近くで見ることが出来ます。レッドカイトというタカ科の猛禽類(日本名:アカトビ)で、ロンドン北西部チルターン丘陵に生息しています。上空を優雅に飛び回るレッドカイトを見に出かけてみませんか!

レッドカイトとは

レッドカイト(Red Kite)は、主にヨーロッパやアフリカ北部等に生息するタカ科の猛禽類(日本名:アカトビ)です。体長は約60-65cm(羽を拡げた長さは約175-195cm)、体重は1kg弱、寿命は25年位まで生きるようです。

名前の通り羽が赤いのが特徴で、上空を飛び回り、獲物を見つけると一気に急降下、鋭く尖った鉤状のクチバシと強力な足・ツメで獲物を捕らえます。

自然界に天敵はいません(頂点捕食者)が、美しい姿を剥製にするための乱獲が過去に行われ、イギリスでは絶滅の危機に瀕しました。そこで1990年頃にスペインから数羽を輸入、その後の献身的な保護活動の結果、今では再び身近に見ることが出来るようになりました。

チルターン丘陵~アストン・ローワント国立自然保護区

行き方

レッドカイトが生息するアストン・ローワント国立自然保護区(Aston Rowant National Nature Reserve)は、ロンドン北西部チルターン丘陵内に位置します。高速道路M40沿いですので、車であれば容易にアクセス可能です。

最寄りの駐車場は以下の2カ所です。

  • Aston Rowant National Nature Reserve Carpark:(住所)Lewknor, High Wycombe HP14 3YL イギリス
  • Cowleaze Wood Car Park:(住所)Lewknor, Watlington OX49 5HX イギリス

自然保護区内

自然保護区の中には、レッドカイトに関する説明があります(英語)。この説明文では、レッドカイトの数が300つがいまで増加したと記載されていますが、同保護区HPで確認したところ、1千つがいまで増えていました(2021年時点)。自然保護区からは見晴らしも良好です。

ハイキング・コース

自然保護区内にはハイキング・コース(約2km)が設けられています。このコースを散策している時、上空をレッドカイトが旋回していました。度々見かけましたので、実際かなりの数が生息しているようです。

この保護区域を貫くように高速道路が通っているので、「本当にそんなところにレッドカイトがいるの?」と半信半疑でしたが、実際に来てみると、上空を優雅に飛び回っていました。高速道路でこの付近を通行する際には、レッドカイトにお気を付け下さい。

保護区内には馬や鹿などの動物もいたほか、季節の花々も咲いていました。のんびりと散策するには良い場所です。初夢にも出てくると良いですね!

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