【絶景】ツール・ド・モンテローザ~ロングトレイル6日目

ツール・ド・モンテローザ
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スイス・イタリアの国境を越えて名峰モンテローザの周囲を一周する約180kmのロングトレイル、ツール・ド・モンテローザ(TMR)。氷河歩きや高所歩道などスリル満点のトレイルを体験できるこのコースは、ヨーロッパアルプスのトレイルの中でも屈指の人気コース。今回は6日目、シャンポルクからグレッソネイまでの17km、上り1,400m下り1,300m、6時間の行程です。

小さな集落を巡ってTMRへ合流

TMRも中盤に差し掛かり、今日からは連日の本格的な峠越えに突入します。地図上では、昨日一気に南下しTMRルートを外れたため、今日はイタリア内を東進・ルートへ合流後、難所ピンター峠を越えてモンテローザの真南にあたるグレッソネイ村を目指します。

シャンポルクからフランツェの集落へ

宿泊先のオーナーが親日派で、早朝出発用の朝食セットを快く準備してくれました。嬉しい対応に感謝しつつ、今朝も気持ちよく出発。シャンポルク(Champoluc、標高1,574m)の町がまだ寝静まっている中、まずはフランツェ(Frantze)の集落まで登ります。薄靄のかかった幻想的な林の中を進んでいくと、時折、視界が開けます。振り返れば、眼下にはシャンポルクの町、その遥か先には雄大な氷河が拡がっていました。

フランツェに到着、ここにはかつてフランス人が住んでいたそうで、この地名になったとか。伝統的な古い木組の家が今でも残っています。大きなネズミ返しが特徴的で、説明文もありました。

フランツェからゴンドラ駅クレストへ

フランツェを過ぎると林間コースに入ります。どんどん登っていくと、見晴らしが大分良くなります。この時点で出発点から約500m高度を上げています。クレストの集落に到着、ちょうど農作業用バイクで出勤する人がいたのでご挨拶。ハイキング・ルートを登っていくとゴンドラ駅に到着。すると、先程挨拶した人がゴンドラ駅へ出勤してきました。ここでお互いまた会釈。

ここからは気持ちの良い景色が拡がっています。ゴンドラも動き始めたようで、日中は賑わいそうな場所です。更にスキーコースに沿って登っていくと、目の前をマーモットご一行が出勤していました。

クレストから峠の麓クネアツの集落へ

スキーコースを外れて登っていくとクヌアツ(Cuneaz)の集落が見えてきました。その背後には、今日の難所ピンター峠が控えています。ここから見ると、手前の山の背後に、もうひとつ別の山があるように見えます。後にこれが「二段階コル(峠)」として立ち塞がることになるとは、この時はまだ知る由もなく。。

難所ピンター峠越え~「二段階コル」に挑む

急峻な峠越え~最初のコル

クヌアツの集落を後に、峠越えに入ります。道標のある地点からは、急坂を一段登った後一旦平地となり、再び急坂が控えていることが分かります。先へ進んでいくと、最初の壁が出現。間近で見ると本当に急坂です。宿で頂いた軽食を取り、しばしの小休止。

足下は滑りやすいガレ場、途中からジグザグ道となり、さらにはロープまで登場。これぞ峠らしい峠です。急峻な坂を何度も折り返しながら登り、ようやく頂上に到達です。

ピンター峠越え~二段目のコル

やはり、先程見た光景は間違っていませんでした。ここはまだ峠の頂上ではなく、この先には二段目のコル(峠)が控えていました。少し登って振り返ると、改めて切り落ちた崖を登ってきたことが分かります。

ルート自体は先程と比べると比較的緩やかな登りです。景色を楽しみながら登っていきます。さあ、今度こそ本当に最後の登り。峠まであと少し、ルートも再び厳しさを増してきました。逸る気持ちを抑えて何とか頂上に到着です。

峠からの絶景

ピンター峠に到着、標高2,777m、写真撮影に適した大きな目印もあります。ここからは、登ってきた側、これから下っていく側の両側を見通すことが出来ます。稜線にある峠だからこそ、こうした絶景が楽しめます。これまでの苦労が報われました。小休止の後、新たに拓けた世界へ進んでいきます。

TMRルート最南端アルペンズへの下り

見晴らしの良い放牧地

峠を後にここからは一気に下っていきます。マーモットの鳴き声がこだまする中、僅か10分程度で先程までいた峠が遥か彼方に。そうこうしている間に、斜面の脇に放牧された牛の群れを発見。近づいていくと、こっちを凝視してきます。こちらも負けじと写真撮影。

牛飼い小屋を過ぎてさらに下ると、今では使われていない山小屋を発見。ここで遅めの朝食を取ります。この下りは見晴らしが良く爽快でした。

アルペンズの綺麗な山小屋

朝食をとって元気も回復。足は快調そのもの。目指すはアルペンズ(Alpenz Grande)の集落(標高1,780m)、ピンター峠からは約1,000mの下りです。ここはTMRルートの最南端にあたり、ドイツ語を母語とするヴァルサー人の文化・伝統が色濃く残る集落で有名。ここには山小屋もあり宿泊も可能です。とても綺麗な集落でした。

宿泊地グレッソネイ村へ

アルペンズを後に、今日の宿泊先グレッソネイ村(Gressoney de Trinite、標高1,649m)へ向かいます。ここからは比較的平坦で、林間コースを進みます。時折開けた斜面に出ますが、標高が下がった分、暑さが厳しい。途中、集落等も出てきましたが、先を急いで通り過ぎます。そして、今日のゴール、グレッソネイ村へ到着。今日はこれから宿でのんびり休憩です。

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