【TMR8】ツール・ド・モンテローザ~ロングトレイル8日目

ツール・ド・モンテローザ
スポンサーリンク

スイス・イタリアの国境を越えて名峰モンテローザの周囲を一周する約180kmのロングトレイル、ツール・ド・モンテローザ(TMR)。氷河歩きや高所歩道などスリル満点のトレイルを体験できるこのコースは、ヨーロッパアルプスのトレイルの中でも屈指の人気コース。今回は8日目、アラーニャからマクニャーガまでの28km、上り1,600m下り1,400m、10時間の行程です。

トゥールロ峠登り口・パストーレ小屋へ

本日はTMR屈指の長距離ルート。まず宿泊地アラーニャ(Alagna、標高1,170m)からイタリア内を北上、ひたすら登り続けて本日の難所、トゥールロ峠(Colle de Turlo、標高2,738m)を越えます。その後は一転、下りながら北上し本日のゴール、マクニャーガ(Macugnaga、標高1,365m)を目指します。険しい登り・下りに加えて、総距離も30km弱あるタフな一日となります。

夜明け前にアラーニャを出発~綺麗な星空と流れ星

今朝はこれまでの行程で最も早く起床、夜明け前の4時半出発です。アラーニャの町中には街灯があり、石畳の道も難なく進めます。町を抜けると街灯も無くヘッドライトを頼りに進みますが、夜空を見上げるとそこには満天の星空が輝き、よく目を凝らしていると映画で見るような流れ星も!早起きは良いことがあります。

暗闇の中、アスファルト道を進んでいくと、遠くから雷鳴が引っ切り無しに聞こえてきます。でも夜空は相変わらず綺麗な星空。不思議です。さらに進んでいくと、駐車場のある登り口に到着。

難所・トゥールロ峠越え

パストーレ小屋から中腹の集落アルプ・ファラーへ

登り口で小休止を取った後、本日の登山開始。左手にはパストーレ小屋(Ref. Pastore)が見え、その周りにはテント泊の方々もいるようです。パストーレ小屋からの道と合流、整備された石畳のジグザグ道を幾度も折り返しながら登ると、木々が徐々に減り視界が開けます。

山の上部には陽光が差し始め、光り輝く氷河も見えます。ルートに目を転じると、朝の時間をのんびりと過ごす牛達が整列して通行止め。のどかな光景の中、先に進んでいくと、アルプ・ファラー(Alpe Faller、標高1,984m)の集落に到着。

難所トゥールロ峠への登り

標高2,000mを超え、ルートはいよいよ本格的な峠越えに突入です。その前に小休止で栄養補給、目の前にはブルーベリーの木々が群生しており、天然の果物でリフレッシュ。食べ放題ですが、早々に切り上げ先を急ぎます。

周囲の景色はのどかな風景から一変、荒々しい岩場へと変貌しますがそれでもルート自体は良く整備されており、延々と続く石畳の上を登っていきます。峠が視野に入ってきた時、アイベックスを発見。嬉しい出会いに感謝しつつ、最後まで続く石畳をクリア、標高2,738mの峠に到着です。

トゥールロ峠

古くから交易の道として利用されてきたこのルートは、峠も他とは違う雰囲気です。マリア様の祠をはじめ石机や石のベンチが設置されていたりと、旅人や地元の方々が安全祈願や自然への畏敬の念を込めて、長い間大切に守ってきたことが伺えます。

折角なので机とイスを拝借させてもらい、小休止を取ることに。石畳の道は整備されて歩き易い一方、足への負担は結構あります。この先はまだ長いので、軽食をとり早速下ることに。

休憩地ラ・ピアーナまでの下り道

ランチを経てランティ避難小屋へ

峠を越えた後も整備された石畳の道が続いており、遥か先には本日通過予定の湖がうっすらと見えます。天候が徐々に崩れつつある中、見晴らしの良い場所でランチ休憩。幸い雨も降らず、疲労が蓄積している体をゆっくりと休めることが出来ました。

ランチ後、間もなくして天候が悪化、そして雨。今回の旅で初の本格的な雨仕様に。ランティ避難小屋(Bivacco Lanti)の脇を抜けて一気に下ります。

ジグザグ道の下り

ルートは雨により滑り易くなっているため、慎重に下っていきます。実際、先行者は足を滑らせ軽い怪我を負い、ペースを落として進むことにしたようです。雨のため景色は満喫出来ないものの、距離はその分進みます。雨が徐々に弱くなった頃、休憩地ラ・ピアーナ(La Piana、標高1,613m)に到着。峠からは既に1,000m強下ってきました。

雨具を片付けて小休止をしていると、先程の人達も休憩地に到着。のんびり休憩をしていると、再び雨が。もう一度濡れた雨具を纏い、早々に出発することに。

美しい湖畔を通り抜けて宿泊地マクニャーガへ

川沿いを進みクアラザ湖へ

ここからは緩やかな下り道となり、川沿いを進んでいきます。途中にはいくつもの綺麗な滝があり、晴れていれば川遊びに最適な場所。水は冷たそうですが。更に進むと鉱山跡地に到着。看板を読むと、今でも開発時の環境汚染が残っているようで、奥には立ち入り禁止のようです。雨が強くなったので、ここで暫く雨宿り。

ここから少し進むと、峠から見えていたクアラザ湖(Quarazza)に到着です。湖は思ったほど大きくないですが、ここでまた小休止。再度雨具を脱いだら、先程の二の舞で再び雨が。疲れていますが、宿泊地へと急ぎます。

宿泊地マクニャーガへ到着

湖を後にして進んでいくと、 ヤギ・羊飼いの一行に出会いました。集団を先導していくのは犬。上手く操るものだと感心。一行と別れて進んでいくと、ついに宿泊地へ到着。長い1日でしたが、TMRもついに明日が最終日となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました