【TV-D10最終日】仏アルプス/ツール・ド・ラ・ヴァノワーズ10日目

ツール・ド・ラ・ヴァノワーズ

仏アルプス・ヴァノワーズ国立公園内を周遊するロングトレイル、ツール・ド・ラ・ヴァノワーズ。手付かずの大自然が残り、氷河や美しい山並みを望みながら、約160kmを10日間で踏破。季節外れの積雪に見舞われながらも、高原の牛達が作る特上のチーズや山小屋でのサプライズ・ライブなどトレイル以外の楽しみも満喫。今回は最終日10日目編(概要編はこちら)。

山小屋オルジェレ出発

山小屋オルジェレ

本日の行程は山小屋オルジェレ(Ref. de l’Orgere、標高1,935m)を出発、最後は本ロングトレイルの出発地である麓町モダーヌ(標高1,050m)へと下る総距離6.5km(登り10m、下り886m)、所要時間1時間50分のコース。

山小屋オルジェレは、本トレイルの初日に続いて二度目の宿泊ですが、今回もテント泊。山小屋裏手にキャンプサイトがあり、先着順で好みの場所にテントを張ります。シャワーやトイレは山小屋の施設を利用、夕食・朝食も山小屋で食べることが出来ます。最終日の今日は下るだけなので、のんびりと起床、山小屋で朝食を食べた後、7時半に出発。ここには車で来ることが出来るほか、バス停もあるので日中は多くの人で賑わいます。

山道の下り

早速出てきた看板を見ると、麓町モダーヌまでは所要時間2時間10分。天気も良いので、最後の下りを満喫しながらゆっくり下ります。20分程進むと、水場に到着。初日に登って来た時にはここで大勢の人が休憩していましたが、今日はまだ誰もいません。眺望の良い景色はこれが最後。そしてルートはここから山の中へと進みます。

登り時に苦労した針葉樹林帯のルートも、最後の下りとなると軽快に進みます。単調なルートなので特に撮影することもなく、一時間ほどで麓町モダーヌの入口へと到着。

最終ゴール・モダーヌ

モダーヌ市街

見覚えのある町中を進んで行くと、出発時にお祈りした礼拝堂に到着。旅の無事を感謝しつつ、最後まで辿り着けるよう改めてお祈り。さらに下ると、対岸に渡る橋に出ました。川の色は氷河水特有の濁った色。麓に降りて暑さが厳しくなる中、氷河水の流れる川の上は涼しくて気持ち良く、撮影を兼ねて暫しの休憩。

歴史を感じる優雅な建物が立ち並ぶ中を進んで行くと、インフォメーション・センターを発見。時間があるので立ち寄ってみると、特設コーナーでマーモットの生態に関する展示を発見。マーモットは本ブログのロングトレイルでは常連なので、ここでしっかりとお勉強。

ゴール

道草をしましたが、9時50分、ついにゴール地点であるモダーヌ駅前に到着。10日間に渡ったロングトレイルの旅ですが、何とか完全踏破達成です。

最後にあとがき。これまで達成してきたロングトレイルと比べると、本トレイルの知名度はやや劣ると思われるものの、氷河を抱く雄大な山塊の景色は迫力満点。また冒頭に記載の通り、何といってもここにはフランスを代表する有名なチーズ・ボーフォールの産地であり、食の楽しみも満喫できます。そして、山小屋でのサプライズ・ライブ。とても印象的な出会いもあり、非常に楽しめたロングトレイル10日間でした。

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