ドイツ・ヴィースバーデン~ボン間を繋ぐ全長約320kmのロングトレイル、ラインシュタイク 。トレイル開始3日目は、ラインガウ・ワインの名門ワイナリーフォルラーツ城を出発地として、ワイン酒場が軒を連ねるつぐみ横丁で有名なリューデスハイムを超えた次の町、アスマンスハウゼンまでの約25kmです。
フォルラーツ城~ワイン畑(ヨハニスブルグ城横)
今日のトレイルはフォルラーツ城の駐車場から出発。今朝も素晴らしいブドウ畑の絶景から始まります。ふと、ブドウの木と木の間に植えられている植物に目を向けると、何と、日本でもよく見慣れた大根が!?後で調べてみると、ブドウ畑の水抜き用に大根を育てて土壌改良を行うらしい。ラインガウ・ワインを正に下支えしているのは、この大根なんですね!
さて少しの発見に胸躍らせながらブドウ畑の脇を進んでいくと、その先にはレストランや高級ワインで有名なヨハニスブルグ城(ドイツ語:Schloss Johannisberg)、またその先には、今は学校として利用されているハンゼンベルグ城が見えてきます。これらはコースから外れるため、いずれも立ち寄らずに林道の中を先へ進みます。
マリエンタール修道院
林道を抜けた先には、巡礼地に指定されているマリエンタール修道院(ドイツ語:Kloster Marienthal)に到着。ここでは内部見学もできました。
リューデスハイムのワイン畑~アイビンゲン大修道院(聖ヒルデガルド女子修道院)
さて、また森の中を抜けて進むと、一面のブドウ畑が開けます。この先がつぐみ横丁で有名なリューデスハイム(ドイツ語:Rüdesheim am Rhein)、ライン川の対岸にはビンゲン(ドイツ語:Bingen am Rhein)の町が拡がります!今日は、この絶景を見ながら、ビューポイントに設置されていたベンチでランチ休憩。
ランチの後は、この町を見守るアイビンゲン大修道院(聖ヒルデガルド女子修道院)へ。外から見ただけでも、圧倒的な存在感のこの修道院は1165年に中世ヨーロッパ最大の賢女と言われる聖ヒルデガルトによって建立された現役の修道院。この修道院はこの地域一帯で構成する世界文化遺産の一つに登録されています。またここはワインでも有名処、ビオ(有機無農薬)ワインを生産しており、修道院内で販売しています。まだ先がありますので、購入は、ほどほどに。。
ニーダーヴァルト記念碑~アスマンスハウゼン
ラインシュタイクに戻り、引き続きラインガウ・ワイン畑の絶景を楽しみながら進んでいくと、リューデスハイムの町から伸びるリフトの展望台へ着きます。ここにニーダーヴァルト記念碑があります。1871年普仏戦争の結果、ドイツ帝国発足を記念して建造されました。中央の女神像がゲルマニア像(ドイツ国家・民族を象徴した擬人化した像)です。
ここから川の中に建設されたネズミの塔を眺めることができます。さて、整備された公園の中を下っていくと、アスマンスハウゼンの町に着きます。ここは鉄道駅もあります。約450年の歴史がある高級ホテル、クローネアスマンスハウゼンでの宿泊も良かったです。少し贅沢な気分になれます!今日のトレイルはここまでです。
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